我々、日本人にとって最も暦を意識する祝日といえば「お正月」だと思います。
お正月の行事と言えば、初日の出、おせち、おとそ、雑煮、年賀状、お年玉、初詣、書き初め、初夢など、盛りだくさん。
家族が全員揃うのもこの時期なんて方もいらっしゃると思います。
ベトナムの方は正月をどのように過ごしているのでしょうか?
今回はベトナムのお正月について書いていきます。
ベトナムの新正月、旧正月
ベトナムの方も日本と同じように1月1日は国民の祝日です。ただ、日本と違って「正月三が日」がないので、ゆっくり落ち着いて家族と過ごすというよりは、パーっと騒ぐ祝祭的なイベントという色合いが強いみたいです。
ベトナムの本番のお正月は「旧正月」
「テトTet=節」 (テト・グエン・ダン Tet Nguyen Dan 元旦節)と呼ばれる年間を通じて最も重要な祝祭日です。 旧暦でお祝いするため、テトの日にちは毎年変わります(来年のテトを予想するサイトなんかもあります!)。だいたい5連休と決められてるみたいですが、振替休日を合わせて7連休になることも。1月の後半から2月の前半に設定されることが多いみたいです。
テト(旧正月)の過ごし方
テトの期間は会社やお店はほとんどお休みになり、家族で過ごすことが多いです。
縁起がいいとされる梅や桃の花が飾られ、同じく縁起のいいとされる黄色と赤を使った旗やランタンが飾られ、町中が華やかになります。
日本と同じように年長者が子どもたちにお年玉を渡したり、家族でお寺にお参りに行ったりもするみたいです。
テト(旧正月)では何を食べるの?
ベトナムにもおせち料理はあります。その中でも欠かせない料理は「バインチュン」です。こちらはラドンという葉でもち米・緑豆・豚肉を蒸して作るベトナムちまきです。
日本のちまきと違って四角いのが特徴。
蒸したときの葉の色が移って鮮やかな緑色に仕上がります。
お餅は食べないの?
ベトナムでもお餅も食べますよ! ベトナムでは「バインザイ」と呼ばれる白くて丸いお餅を食べます。これに厚切りのハムを挟んだり、塩コショウを加えたりするみたいです。
ベトナムでは四角いお餅はありません。これはベトナムの伝承と関わりがあって、バインザイは白くて丸い形で「天」を表し、バインチュイの緑で四角は「大地」を表していて、ベトナムの土地や、ご先祖様への感謝を表しているのです。
ベトナムにも雑煮がある!
お餅文化のベトナムですからちゃんとお雑煮もあります。
「バイン・ドゥック・ノン」というベトナム雑炊はトロトロに煮たお餅に熱々のあんや汁をかけてパクチーを乗せるといったスタイル。日本人の口にも合いますし、正月後に余りがちなお餅をいつもと違ったスタイルで楽しめます!
モイオットチャンを使ってお雑煮を作ってみました!トロトロお餅がポイントですよ!
みなさんもお手軽ににアジアンアレンジを試してみませんか?
『アジアン餡かけ揚げ餅』
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